今日の一書

今日の一書 : 2016年12月2日(金)

『 日本はなぜ脱原発できないのか : 「原子力村」という利権 』

著者 : 小森敦司

東日本大震災から5年半以上。そして先月またもや福島を襲った、その余震と見られる大地震。福島第二原発で核燃料の冷却ポンプが停止したという報に「またか!」と思った方も多いだろう。
電気がなければ困る。実際、再稼動している原発もある。世論はほぼ間違いなく脱原発を望んでいるだろうになぜ?と思うが、そこで働く人、廃炉の費用、その他問題は山積だ。
再稼動の賛否を論じようにも、原発に対する知識がほぼ無かったことに呆然とし、その無関心さを反省しつつ本書を読んだ。
電力会社を中心とした各界の利権渦巻く「原子力村」。国民のあずかり知らぬところで何が画策されてきたのか。我々は政府や電力会社が明らかにしてこなかった事実を知る必要がある。
知って、議論しよう。原発が必要か、不必要かを。我々の、そしてその次の世代の、未来のために。

この本を借りる

2016年の一覧を表示