今日の一書

今日の一書 : 2016年12月16日(金)

『 アメリカ独立革命 』

著者 : ゴードン・S・ウッド著 中野勝郎訳

 1773年。東インド会社を倒産から救うために、イギリス議会は当時植民地だったアメリカにおいて、東インド会社に茶の独占販売権を与える「茶法」を制定。茶の販売から排除された形となったアメリカの輸入業者たちの反感を招く。植民地人たちは東インド会社の茶を積んだ船の荷揚げを止めさせるなど反対運動を展開。
 そんな中、ボストン湾では荷揚げを拒否された船の船長が、荷揚げの機会を待つため港に停泊を継続。それに対し、インディアンに扮装した一団が停泊中の貿易船を襲撃。1万ポンド相当の茶箱をボストン湾に投げ捨てる事件が起こる。
 アメリカ独立のきっかけとなったと言われるボストン茶会事件(本書では茶党と記載)が起こったのは1773年の今日。12月16日の夜のことでした。
 本書は、革命の起源から連邦憲法の成立までをたどる、アメリカ独立革命の入門書です。

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