今日の一書 : 2017年1月23日(月)
『 触楽入門 : はじめて世界に触れるときのように 』
著者 : 仲谷正史・筧康明・三原聡一郎・南澤孝太
つねにネットに接続し、皮膚感覚を失っていく私たち。さわってないのに、わかったつもりになっていませんか?
人から触れられたり、心地よいものに触れると気持ちが落ち着くのはなぜでしょう。それは、「他者が自分を受け入れてくれている」という感覚を、皮膚を通して確認できるからだと著者は考えます。
この本は、触れるということの面白さを、だれでも気軽に試せる「問い」の形で紹介しています。触感を意識化するための実践トレーニングや、実際に試してもらう項目もあります。本書を読んでいるみなさんが自分自身で感じながら考える、能動的に遊べる本です。