今日の一書 : 2017年4月12日(水)
『 漂流 』
著者 : 吉村 昭
吉村昭の長編漂流もの第一作。
絶望的な状況に陥りながらも、あきらめることなく前を向いて生き続ける長平の姿に勇気づけられるでしょう。
本書の解説で高井有一氏は「漂流は一貫して人間と自然との闘いの物語であり、劇はその闘いの中から生まれる。人間同士の葛藤は、ほんの些細な事でしかない。作者は、緊張した描写を積み重ねて、劇を捉えようとしている。あちこちに、作者吉村氏の鍛錬した描写の腕が感じられるだろう。」と。
『 漂流 』
著者 : 吉村 昭
吉村昭の長編漂流もの第一作。
絶望的な状況に陥りながらも、あきらめることなく前を向いて生き続ける長平の姿に勇気づけられるでしょう。
本書の解説で高井有一氏は「漂流は一貫して人間と自然との闘いの物語であり、劇はその闘いの中から生まれる。人間同士の葛藤は、ほんの些細な事でしかない。作者は、緊張した描写を積み重ねて、劇を捉えようとしている。あちこちに、作者吉村氏の鍛錬した描写の腕が感じられるだろう。」と。