今日の一書 : 2017年5月1日(月)
『 近世の蒔絵 』
著者 : 灰野 昭郎
創価大学に隣接する東京富士美術館では7月2日まで、「MAKI-E・美の万華鏡展」を開催。日本の伝統美として知られる蒔絵の魅力を堪能できる展示となっています。
漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法を蒔絵といいます。そして「JAPAN」が漆器を表す言葉として用いられることもあったほど、漆器の美しさにヨーロッパの人びとは魅了されました。
本書では日本で生まれ、西欧で愛好された工芸の歴史と魅力が語られています。