今日の一書 : 2017年6月19日(月)
『 物理学天才列伝 』
著者 : ウィリアム・H. クロッパー ; 水谷淳訳
著者ははしがきで、「科学は結局のところ人間の営みである」と述べている。
タイトルにあるとおり、登場する人物たちの天才的な洞察には恐るべきものがあるが、同時に、誰一人として似通った人生を歩んではいないことにも気付かされる。
本書で紹介されているのはガリレオやアインシュタインのような誰もが知る有名人だけではない。教科書で名前だけしか知らなかった人物の興味深い人生を知れば、物理学がより魅力的に感じられるだろう。