今日の一書 : 2017年8月15日(火)
『 カンディード 』
著者 : ヴォルテール
楽園のような美しい故郷を追放されてしまった、まっすぐな心と純朴な気質をもつ"純真な"若者カンディード。恩師パングロスの説く「最善説」の教えを胸に、大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる災難に立ち向かい、そして最後の最後、ついに一つの真実を見つけるのだが......。
18世紀啓蒙作家ヴォルテールの代表作。「最善説」についてヴォルテール自身が疑念を抱くきっかけとなり、つづくいくつもの議論の土台になった「リスボン震災に寄せる詩」を本邦初の完全訳で収録。