今日の一書 : 2017年8月21日(月)
『 渋沢栄一 日本近代の扉を開いた 財界リーダー 』
著者 : 宮本 又郎 編著
第一部[詳伝]では、渋沢栄一の企業家活動の歴史を豊富な史料をもとに眺望する。
第二部[論考]では、合本主義や道徳経済合一説(実業家は国家目的に寄与するビジネスマンでなければならないとする渋沢の思想)などに視点を向け、さらにドラッカーなど多くの学者や経営者に称えられる「公益」追求の先駆者としての姿勢、財界リーダーとしての役割等、その今日的意義を問い直す。
第三部[人間像に迫る]では、栄一の曾孫・渋沢雅英氏へのインタビューを収録。同時代を生きた実業家たちの「栄一」評も紹介。