今日の一書

今日の一書 : 2017年9月20日(水)

『 家族への手紙 : 謝冰心の文革 』

著者 : 謝冰心著 ; 萩野脩二共訳 ; 牧野格子共訳

冰心の手紙を読むと、つくづくと辛酸な人生を送らせられたのだなあと思う。辛酸ではあったがここには悲惨さがない。自らの信念に自信を持ち、平然と大状況に対峙した小さな体の一人の女性が、ここにはいた。だから、人生は70歳より始まると言って誠実にそのときを生き続け、満98歳までいきたのであろう。
あとがきより

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