今日の一書 : 2017年11月7日(火)
『 もっと知りたいゴッホ ー生涯と作品ー 』
著者 : 圀府寺 司
それでもぼくは、-この言葉を使っていいなら—
宗教の必要を強く感じることがある。
そういうとき、ぼくは夜、外へ星空を描きに出る。
そして、そんな絵に、生きている仲間たちも描き込むことを
いつも夢見ているのだ。
弟デオに宛てた手紙(書簡543、1888年)より
「炎の人」「耳切り事件」「狂気」「天才」「自殺」…。
様々な観念や連想に彩られつつも、日本人に愛され続ける画家・ゴッホ。
その波瀾に満ちた生涯と、心揺さぶられる傑作の数々を、弟テオへの手紙とともに辿る。