今日の一書

今日の一書 : 2017年11月24日(金)

『 上杉鷹山の経営学 』

著者 : 童門冬二

現在の世でもっとも欠けているのは、この愛と労わりと思いやりの心であろう。この心を除いては、どんなに立派な経営計画も、経営改革も決して成功はしない。鷹山の治積は、そのことを如実に物語っている。
(エピローグより)

【上杉治憲】
江戸時代中期の米沢藩主。号は鷹山。日向高鍋藩主秋月種美の次男で,上杉重定の養子となり明和4年に家を継ぐ。細井平洲などに師事して知識をたくわえ,当時財政的には破産状態にあった米沢藩の改革を,みずから率先して倹約を行うなどして,実施した。また新田開発をして耕地をふやし,養蚕の奨励をはかった結果,米沢織などの特産品を生み出し,農民の疲弊を救った。さらに人口増加に努めたので米沢藩の財政はようやく再建された。松平定信らと同じく,名君の誉れが高かった。

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