今日の一書 : 2017年11月27日(月)
『 ウィトゲンシュタイン入門 』
著者 : 永井均
オーストリア生まれの哲学者 ウィトゲンシュタイン.
本書では初期の著作『論理哲学論考』をはじめ、彼の様々な理論・思想を扱っている。しかし、本書は哲学の本であって、ウィトゲンシュタインの思想を誰もがわかるように噛み砕き、結論だけをまとめた本ではない。
一歩一歩考えながら読むことで、ウィトゲンシュタインが人生をかけて問い続けた問題を感じられる。この本が何を目指したのかを理解できたとき、物事の見え方を一変させるような、哲学の魅力にも触れることができるだろう。