今日の一書 : 2017年12月13日(水)
『 温泉めぐり 』
著者 : 田山花袋
1871年12月13日、小説家である田山花袋は館林で生まれる。
1891年尾崎紅葉に入門、その指示で江見水蔭に兄事。硯友社系作家として『瓜畑』 などを書いたが『重右衛門の最後』 頃から客観的態度を重視、1907年発表『蒲田団』仮構より告白を重んじるという日本自然主義文学の性格と方向を定めた。
『温泉めぐり』はベストセラーとなり、大正7年の初版発行以来、わずか4年余で23版を重ねる。その後、ロングセラーとなる。平成9年に『日本温泉めぐり』が刊行され、読み継がれてきた。