今日の一書 : 2018年3月6日(火)
『 πの歴史 』
著者 : ペートル・ベックマン ; 田尾陽一訳 ; 清水韶光訳
~内容紹介(本書裏表紙より)~
πとはいったい何者? 円周率と名づけてはみたものの、値も素性も詳しくはわからぬままに始まったπの歴史。それは人類の歴史を映しだす小さな鏡だった。シラクサのアルキメデス、紀元前3世紀のアレキサンドリア大学、科学書に火をつけ焼き払った中世の司祭や十字軍の物語であったし、中国や日本の和算家の物語でもあった。その後、πは円とほど遠い意外な場面に姿を見せ始める。オイラーの数値計算は、ある規則の分数を加えてπの2乗や26乗を発見する! 興味深いエピソードやあふれるユーモアを通して、数式に弱い人にも読書欲をかきたてるπの歴史物語。