今日の一書 : 2018年3月9日(金)
『 ウィリアム・ブレイクのバット 』
著者 : 平出 隆
詩人であり作家の平出隆が意識と身体の無限のフィールドに放つエッセイ集。一篇がとても短く、たくさんのストーリーが入っているが、その一つ一つにつけられたタイトルが詩人ならではのそれでとても興味深い。
・北米のもりそば
・アムステルダム—奈良
・助手席の神
・道のつもりか
絵画や景色から垣間見る詩情、優れたポートレイトのような詩人の横顔。アートや詩を越境する読み物として、多くの好事家達を魅了してきた。
何度も本棚から取り出して少しずつ読み返したい一冊