今日の一書 : 2018年4月10日(火)
『 おとなが育つ条件 : 発達心理学から考える 』
著者 : 柏木惠子
発達心理学の分野は、子どもだけでなくおとなの研究も進んでいる。それは現在の高齢化社会がもたらしたものであり、これから訪れる超高齢化社会への布石でもある。人生が長くなり、青年期以降の長い時間をおとなはどう生きるか。自尊感情を持ち、幸せで生き生きとするには何が必要か…
青年期を過ぎても人間は発達してゆくという。激しい社会変動に飲み込まれず、アイデンティティーを確立し、生涯発達していくためのヒントが本書には詰まっている。
幸福感に包まれた人生を送るために出来ることは何か、考えてみよう。