今日の一書 : 2018年6月20日(水)
『 氷菓 』
著者 : 米澤穂信
何事にも積極的に関わらないことをモットーとする“省エネ”少年・折木奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実—。
米澤穂信、清冽なデビュー作。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリを雨の日のお供にどうぞ。