今日の一書 : 2018年6月28日(木)
『 月を見つけたチャウラ 』
著者 : ピランデッロ
1867年の今日ピランデッロはシチリアのアグリジェントに生まれる。イタリアの劇作家,小説家。個人の世界の孤独と不確実性を追究。1934年ノーベル文学賞受賞。
二百五十近い短編のなかからどの作品を選ぶか・・・
『心掛けたのは、ピランデッロという作家の全容が伝えられるような作品選びを、ということである。なるべくバリエーション豊かにしたつもりだが、結果的に、その大半が、どこかで死や狂気と結びついているものとなってしまった。それはピランデッロの作品全体に通じる傾向でもある。いずれにしても、わたしの個人的な好みやこだわりが多分に反映されたものであることは否めない。』
(訳者あとがきより)