今日の一書

今日の一書 : 2018年7月25日(水)

『 もっと知りたい藤田嗣治 』

著者 : 林洋子・内呂博之

海外で成功を収めた日本人画家の草分け的存在である藤田嗣治(レオナール・フジタ)の、81歳、パリで亡くなるまでの創作活動を追う。
画家を一躍有名にした乳白色の肌の裸婦がよく知られるが、以降、中南米への旅、日本への里帰りと戦場各地への取材、渡米、そしてフランスへの帰化というように創作拠点と年代により、作風も変化をとげている。 本書はその多様性を知り、画家をトータルな視点でとらえることができる。

職人的な「マメ」な才能を発揮した針仕事や大工仕事、本の挿絵や装丁も紹介。
写真家土門拳の心をとらえた、被写体としての画家の素顔の魅力なども特集でとりあげた入門書の決定版。

この本を借りる

2018年の一覧を表示