今日の一書

今日の一書 : 2019年2月13日(水)

『 美味礼讃 』

著者 : ブリア-サヴァラン

著者ブリヤ=サヴァラン ジャン=アンテルムはフランスの裁判官,食通,モラリスト。父親がその大叔母サヴァラン嬢の遺産を相続した1733年以来,2つの姓をつなげて1つの姓とする。食道楽で知られたリヨンの東約50キロの小都市ベレに生まれる。
ディジョンへ出て法律を学び,学位を得て帰郷,弁護士となる。医学,化学,諸言語に通じ,音楽好きで,円満な社交人,陽気な会食者であった。
食事とは単なる生命維持の行為ではなく,心を豊かにし,人の心と心とを通わせ,人類の幸福をも左右し得る,真に人間的な営みであるとし,美味学(ガストロノミー)なる新語に,一つの学としての実体を与えようとしたところに,18世紀のフランスに生きた一教養人の面目がある。

食事とは単なる生命維持の行為ではなく,心を豊かにし,人の心と心とを通わせ,人類の幸福をも左右し得る,真に人間的な営みであるとし,美味学(ガストロノミー)なる新語に,一つの学としての実体を与えようとしたところに,18世紀のフランスに生きた一教養人の面目がある。
(ジャパンナレッジより抜粋)

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