今日の一書 : 2019年3月11日(月)
『 映画に学ぶ危機管理 』
著者 : 齋藤富雄
映画は様々な感動を与えてくれます。友達との友情の大切さ。自分を捨てて他者に尽くすことの尊さ。勇気を奮い起こして困難に立ち向かう姿など、人としての生き方を映画から学んだという方もいるのではないでしょうか。
また、映画は世相を反映した作品も多くあります。初代ゴジラは、当時社会問題となっていたビキニ環礁での核実験に着想を得て作成されたことはよく知られていますし、近年上映されたシン・ゴジラも東日本大震災の影響がみられる作品でした。
本書は、本来、娯楽として作られた映画を危機管理の教材としてとらえた内容になっています。 『シン・ゴジラ』をはじめ『八甲田山』『日本沈没』などを題材に、これから起こるであろう大災害の際のシミュレーションとして、危機管理やリスクマネージメントを考えます。