今日の一書

今日の一書 : 2019年5月17日(金)

『 長崎出島の遊女 : 近代への窓を開いた女たち 』

著者 : 白石広子

今日は1641年に、江戸幕府が当時長崎・平戸に住んでいたオランダ人を長崎の出島に移住させた日(新暦では6月25日)で、これ以降約200年間日本は鎖国政策の一環として、オランダ人を幕府の監視下に置く事になります。

この出島に出入りできたのは限られた人だけで、その限られた人というのが丸山遊郭の遊女達でした。

当時の鎖国真っ只中の日本にあって、恐らく西洋人にも西洋の文化にも深い接触のあった彼女達。それは、近代という嵐の到来にもいち早く影響を受けることを意味していたのでした。   

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