今日の一書

今日の一書 : 2019年6月20日(木)

『 大英帝国は大食らい 』

著者 : リジー・コリンガム

16世紀から徐々に力を蓄え、パックス・ブリタニカを築いたイギリス帝国、そのグローバルな活動の全貌を《料理》から読み解く
地形を変え、農業システムを変え、旧世界と新世界との間で穀物の交換ができるようにし、その過程で自分たちだけでなく他の人々の嗜好をも変えてしまう。こうした発展によって編まれた食料の網は人間が住む五大陸すべてをつなぐ真にグローバルなシステムをつくりあげ、地球上の最も孤立した最果ての地さえも引き入れていく——。
本書では、帝国の複雑に入り組んだ相互依存の仕組みと、近代世界の食習慣をかたちづくるうえで帝国が果たした役割を明らかにしていく。

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