今日の一書 : 2019年9月16日(月)
『 トルコ軍艦 エルトゥールル号の海難 』
著者 : オメル・エルトゥール著 ; 山本雅男訳 ; 植月惠一郎訳 ; 久保陽子訳
本日9月16日は1890年に和歌山県串本沖でオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が遭難した「エルトュールル遭難事故」が起こった日です。
2015年には日本とトルコとの友好125周年を記念して、映画『海難1890』が公開され、また今年に入ってからは東京、京都の美術館で『トルコ至宝展』が開催される等、日本とトルコとの友好の歴史に触れる機会も多くなってきたように思います。今回紹介する本もトルコと日本の人々の信義を貫く生き様を描いた一書です。
(内容紹介)
その悲劇は近代日本の上昇期、南海熊野の海で起こった。多数の犠牲者、そして手厚い救助。トルコ国民のなかに日本人の温情が刻まれた瞬間…。トルコ人なら誰でも知っているこの海難事故。日本人が歴史のかなたに忘れた悲劇を、トルコ人の著者が綿密な調査によって現代に甦らせた歴史物語!(「BOOKデータベース」より)