今日の一書 : 2019年12月2日(月)
『 闘うピアニスト パデレフスキ自伝(上) 』
著者 : パデレフスキ、メアリー・ロートン共著 湯浅玲子訳
イグナツィ・ヤン・パデレフスキは高名なピアニストである一方、作曲家・政治家・外交官などの顔を持ち、ポーランド初代首相を務めたことでも知られています。
世界的なピアニストであったパデレフスキは、アメリカとカナダで14ヶ月に100回以上の公演をおこなうなど、まさに国際的に活躍したピアニストでした。公演のギャラを慈善団体に寄付したり、財団やコンクールの設立などに投資するなど、社会貢献にも積極的でした。しかし、指の骨折、スランプをきっかけに政治家へと転身していきます。
この上巻では、少年時代からアメリカ演奏旅行までのパデレフスキを描いています。