今日の一書 : 2020年3月16日(月)
『 最後の手紙 』
著者 : アントニエッタ・パストーレ
別れがつらいのは、それだけ多くのものを受け取ったから
別れた夫の思い出のみを胸に戦後を生きた女性。
その遺品の手紙が語り出す、悲しい真実とは。
イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡——
日本人男性と結婚したイタリア人の著者は、結婚の挨拶に広島を訪れた。
義理の叔母ゆり子と話すうち、別れた夫を想い続けるゆり子に興味をひかれていく。深く愛し合っていたふたりは、なぜ引き裂かれてしまったのか。
(内容紹介より)