今日の一書 : 2020年9月15日(火)
『 証言 本能寺の変 史料で読む戦国史 』
著者 : 藤田 達生
■本能寺の変の実像を暴く!
本事変に関わる基本史料を紹介し、読み下し文を付し解説を加える。
このクーデターの分析を通して、室町幕府最後の将軍、足利義昭とその幕府の実態を明らかにし、それをもとに織田政権論を再検討する。
①足利幕府は、元亀4年(1573)7月、義昭の追放により滅亡したのか?
②義昭の亡命政権「鞆幕府」の実態は?
③江戸~明治にかけて「つくられた」信長・義昭・光秀の歴史像とは?
本書によって、良質の史料を解読・解釈し、立論するという歴史学の方法を追体験し、さらには、教科書レベルの「常識」を疑うことの重要性を「体感」できる。
10年来、「本能寺の変」を研究テーマとし、数々の論考を発表してきた筆者の集大成。
紹介文より