今日の一書 : 2020年10月2日(金)
『 AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 』
著者 : 庭田杏珠著 ; 渡邉英徳著
戦前から戦後にかけての写真は、もっぱらモノクロフィルムで撮影されている。カラーの写真に眼が慣れた私たちは、無機質で静止した「凍りついている」かのような印象を、白黒の写真から受ける。このことが、戦争の記録と現在を生きる私たちの日常との距離を遠ざけ、自分ごととして考えるきっかけを奪っていないだろうか--?
このような問題意識のもと、カラー化の取り組みがはじまった。
AI(人工知能)とヒトとのコラボレーションによって写真をカラー化し、対話の場を生み出す「記憶の解凍」プロジェクト