今日の一書

今日の一書 : 2021年10月28日(木)

『 頼山陽とその時代(上) 』

著者 : 中村真一郎

名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。
その一代の文章は、幕末期に尊王攘夷運動の原動力ともなった。
作家中村真一郎は、この人物の内面を丹念に掬い上げながら、生涯の全貌と時代の知的風景を余すところなく描き出す。発表後、山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝。芸術選奨文部大臣賞受賞。

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