今日の一書

今日の一書 : 2021年12月14日(火)

『 レストランの誕生 ─パリと現代グルメ文化 』

著者 : レベッカ・L・スパング

フランス革命期に突如パリの街に出現した「レストラン」。はじめそれは体力を回復させる一杯のブイヨンを意味し、後に今日同様、美食を愉しむ場を示す言葉となった。瞬く間に人気のスポットとなったが、フランスには食堂や宿屋など、外食のできる店が以前から存在していた。なぜレストランだけがもてはやされたのか?その発端はレストランの「発明者」シャントワゾーによる広告戦略にあった—。膨大な史料からレストラン誕生の瞬間を活写し、レストランが社会に受け入れられ、やがて社会を変える存在になるまでを詳細に描く。

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