今日の一書 : 2023年4月6日(木)
『 岡本太郎 : 「太陽の塔」と最後の闘い 』
著者 : 平野 暁臣
「人生、即、絶対的な闘いなのだ。それは絶え間のない、永遠の冒険だと言ってもいい」—岡本太郎
今なお人気の衰えない岡本太郎。彼の代表作である太陽の塔は、1970年の大阪万博で生まれた。
しかし、太陽の塔は万博のシンボルではない。それどころか、万博への反逆にほかならなかった。
権力、伝統、常識、既成概念、自分自身……あらゆるものと闘い続けた男が、最後に挑んだものとは? 若き日の苦悩、パリでの運命的な出会い、母国での絶望、縄文へのめざめ、日本人としての覚悟、
そして呪術。彼は、太陽の塔に何を賭けたのか。
太郎の生涯のパートナー・岡本敏子の甥であり、生前の太郎にも近しかった著者が迫る。
「成功しようと思うな。失敗したっていい」
「いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。それが生き甲斐だ」。
読者を励まし、勇気づけ、挑発する力強い言葉が多数。
情熱のままに生きた芸術家が、現代の私たちを挑発する。
(Amazonより)