今日の一書 : 2024年1月10日(水)
『 気候崩壊後の人類大移動 』
著者 : ガイア・ヴィンス 著 小坂 恵理 訳
「今後五〇年間で気温も湿度も上昇し続ければ、もはや地球の広大な地域が、三五億の人類にとって住めない場所になる。熱帯や沿岸から脱出し、かつての耕作地を手放し、大勢の人たちが新たに生活の拠点を探さなければならない。あなたはそのひとりになる可能性も、彼らを受け入れる立場になる可能性もある。(中略)
私たちは間違いなく生物種として緊急事態に直面しているが、それに対処するのは可能だ。私たちは生き残ることができる。ただしそのためには、計画的かつ慎重に大移動を進めなければならない。それは、人類が未いまだかつて経験したことがない大事業になるだろう」
(本文より)