今日の一書

今日の一書 : 2024年4月5日(金)

『 名画の生まれるとき ー美術の力Ⅱー 』

著者 : 宮下規久朗

元来、美術というものは歌謡曲や映画とちがって、すぐに誰にでも入ってくるような安易なものではない。言語と同じく、ある程度の素養が必要であり、センスや好き嫌いではなく、前提となる知識があってはじめて理解でき、感じることができるものなのだ。こうした知識は日本の学校教育では得られないが、美術館に足を運び、適切な美術書を読むことによって培うことができる。
(本書「まえがき」より)

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