今日の一書 : 2024年5月20日(月)
『 たやすみなさい 』
著者 : 岡野大嗣
この本に収めた短歌に主体があるとするならば、かつて沸き上がって折に触れて思い出す気分、その気分の背景にある時間と光景だ。知らないのに覚えがある、知っているのに覚えはない。今なのに昔、昔なのに今。見知らぬ誰かと誰かの間に静かに横たわる、時間と光景のささやかな差異を歌えていることを願う。(あとがきより)
【著者選】
写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい
二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ …etc