今日の一書 : 2024年8月5日(月)
『 青が散る 』
著者 : 宮本輝
燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。
炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、
勝利への貪婪な欲望と「王道」、
そして夏子との運命的な出会い—。
青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、
そして戸惑いと切なさを、
白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。
勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。
若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、
自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。
「青春」という一度だけの時間の崇高さと残酷さを描き切った
永遠の名作。(Amazonより)