今日の一書 : 2025年1月8日(水)
『 蝶々と戦車・何を見ても何かを思いだす—ヘミングウェイ全短編〈3〉 』
著者 : アーネスト・ヘミングウェイ【著】高見 浩【訳】
炸裂する砲弾、絶望的な突撃。凄惨極まる戦場で、作家の視線が何かを捉えた
1937年、ヘミングウェイはスペイン内戦を取材、死を垣間見たこの体験が、以降の作品群に新たな光芒を与えることになる。「蝶々と戦車」を始めとするスペイン内戦ものに加え、自らの内面を凝視するラヴ・ストーリー「異郷」など、生前未発表の7編を含む全22編。遺族らの手による初の決定版短編全集、完結編。