歴史哲学についてはあまり大きな印象を持ちませんでした。おそらく1年間アーノルドトインビーの「歴史の研究」に付き合っていたことが原因だと思います。ただトインビーもこの本を読んだのだろうと思います。しかし一番心に残ったのは「楽園は動物なら踏みとどまれるが、人間はそこに踏みとどまることができない。」トインビーの「豚の王国」の話をを思い出してしまうような文章です、今の世の中人間であることを捨て、いったい何人が動物になってしまっているのでしょうか。私は人間であると確信をもって言えますが、なぜか少数派のような気がします。
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