算数の授業内容を子どもたちの日常生活に結びつける方法を探したいと思い本書を手に取った。「マンホールのふたは、なぜ丸い」などの素朴な疑問に数学的思考を取り入れており、子どもたちの興味関心を引き起こすのに使ってみたいと考えた。 また、九九表の規則に関しては、小学校で教える場面も多いと思われるが、十字形のヒミツや3の段+4の段は7の段になるなどの面白い関係性を知ることができたので、将来現場で使ってみたいと考えた。つるかめ算ならぬ「蜘蛛カブトムシ算」を見て理科教育と関連付けることができるのではないかという可能性を見出すこともできた。 ものを平等に分ける方法は、実際の子どもたちの生活でも応用しやすいので、数学的な思考を育てる機会を提供しやすいと考えた。
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