授業の教科書として読破。アメリカの政治の第一線で活躍したジョセフ・ナイ・ジュニア氏による、国際政治の解説。リアリスト・リベラリスト・コンストラクティヴィストの3つの視点を中心に、国際政治の今後を問う。私はリアリスト=保守、リベラリスト=革新派、というざっくりとした認識しかもっていなかったが、それはあくまで傾向であることがわかった。今後の国際政治を考えるためには3つの視点のすべてを理解することが重要であるという結論は、今後も国際関係に目を向けつつ、様々な立場から出来事を俯瞰する重要性について改めて考えさせされた。ただ、この書籍が完全に派遣国家としてのアメリカの視点で書かれていることには留意が必要である。
------