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2023年11月

第15回読書講演会を開催しました

イベント
  第15回短大読書講演会を、国分さやか先生を講師にお迎えし、
「女の一生」モーパッサン著を題材に、11月8日(水)16:30より開催いたしました。
 
 国分さやか先生からは、
17歳で修道院を卒業し、美しいノルマンディ地方で人生をおくる主人公ジャンヌの生涯をたどりながら、この作品の時代背景や、暮らし等についてもご講演いただきました。
 
また、この物語りをとおして作者が伝えたかったことは何か、人生とは何か等、感想を語りあいながら、ディスカッションも行われ、これからの人生を考える機会になりました。
 
参加者からは
「当時の女性の一生を知り、恋愛観に衝撃を受けるとともに息子にも腹が立ちました。人生は良いことも悪いこともあるので、自分にできることを常に考えていきたいと思いました」
「ジャンヌはとても純粋な女性だと思いました。それゆえに世間知らずで苦しんでしまったのかと思いました。母として息子に注ぐ愛の深さはすごいですが、大切にしすぎてしまったとも思いました」
「人生を『良いもの』『悪いもの』と一言で片づけることはできないと感じました」
「最後にジャンヌが孫を抱き、生命のぬくもりに触れて満たされるものを感じたときの『人生は皆が思うほど良いものでも悪いものでもない』という言葉が、印象的でした」

など、多くの感想が寄せられました。
 
 

 
 
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