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2025年12月

<開催レポート>エレキコミック やついいちろうさんをゲストに「青春トークライブ!~続ける力、エンタメのかたち~」を開催しました!

SBW
 12月3日(水)、本学卒業生で、お笑い芸人・DJと多方面でご活躍されているエレキコミックのやついいちろうさんをゲストに迎え、中央図書館1階ラーニング・コモンズにて「青春トークライブ!~続ける力、エンタメのかたち~」を開催しました。
 
 今回、MCを務めたのは落語研究会出身・文学部4年河村剛人さん、Soka Reading Project所属・国際教養学部4年三木綾華さんのお二人。
 やついさんが登場すると会場が大きな拍手に包まれ、大学時代の思い出を綴ったエッセイ『それこそ青春というやつなのだろうな』(パルコ出版)、そして、当日までに参加者から寄せられた多くの質問をもとにトークが展開されました。
 
 
<イベントの様子>

 落語研究会を日本一の部活、100名規模の大きな部活にするために学内外を駆けめぐっていたエピソードの数々、学生時代に住んでいた「スサキ荘」の思い出など、当時の生活のリアルを笑いとともに紹介。
 
「当時はよく古本屋に通っていました。CDや本を買うにも、古本屋が一番安かったのです。本を読み始めたのは、大学1年生の時、ほとんど就職活動で部活に来なくなっていた4年生の先輩の家へ遊びに行った時のことです。その先輩の家には、お笑いの本がたくさんあって。当時、YouTubeはもちろんありません。お笑いのコント番組は手軽に観ることができないし、誰が人気かも分からない。調べることもできませんでした。先輩の部屋の本棚が、今のインターネットの世界のようなものだったのです。
 村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読んで衝撃を受けました。村上春樹さんの作品を全部読んだり、中島らもさんの本やエッセイを読んだり。一気に自分の中に文化が入ってきたのです。今思えば、このようにハブになる先輩に出会ったことが一番大きかったと思います。」
 
 今の創大生におすすめしたい本について伺うと
「大学1年生の時、決定的な影響を受けました。今でも折あるごとに読んでいます」と、
 宮沢章夫さん『彼岸からの言葉』を挙げられました。
 
 最後に、会場の参加者から直接質疑応答の時間がありました。
 「就職活動を控えた今、『好きなものを仕事にすること』について悩んでいます。モラトリアムに悩む若者にアドバイスが欲しいです」との質問に対しては
 「自分が持っているもの、自分のやれることを考えていくと、おのずと生きていける。自分で言ったらDJもそう。自分がやれることがあったら、何回もトライしていく。そうすれば上手くはまる瞬間があるはず。だから自分の持っているものを大切にして、諦めずに続けてほしいと思います」と励ましを送られました。

 

<やついいちろうさん>

 最後、MCからの「やついさんのエネルギーの源は?」との質問の回答には、やついさんの人生哲学が垣間見られました。
 「私はいつも年齢を遠くに置いていて、80歳ぐらいの自分を想像しています。
 今の目の前の勝負はあまりしていません。長期戦だと思っています。それは小説で学んだことでもあります。宮本輝さんの作品を読んで、死ぬ時にかっこいい自分でいたいと思ったのです。芸人生活30年間で積み上げてきたものを、やり続けることで完成させる。だから、ここでやめられないというのもあります。『一貫していたね』『やっていることが変わらないね』と、誰に言われるわけでもなく、80歳の自分に言われるように生きていきたいと思っています」
 
 イベントの最後には、やついさんのゼミ担当教員であった神立孝一副学長(経済学部)がサプライズ登壇。
 神立副学長は「やついくんとの思い出がよみがえりました。今の活躍を本当に嬉しく思います。今日は僕がやついくんに激励を受けました!私も頑張ります」と語り、感動の1コマとなりました。


<やついさんと神立副学長>
 
 最後のあいさつでやついさんは「みなさんも夢を叶えたり、好きなことをやって生きていけるようになったりしていただければ嬉しいです。そしてまたここにいた人の誰かが図書館で講演をしてほしい。その際は僕も神立先生のように見守っています(笑)」とエールを送り、大盛況でトークイベントは終了しました。

 参加者からは以下のような感想が寄せられました。
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◎本からこんなにも影響を受けた人生の話を初めて聞きました。鮮明に青春時代を覚えていらっしゃるようで、タイムマシンに乗った気分でした。私も18歳でこの会に参加できた事を光栄に思います。
  
◎何か一つのことに真剣に取り組むことは、簡単なようで難しいことだなと改めて気付かされました。やついさんのように30年後という長期を見据えた目標として、何かで自分が真剣に頑張ってきたといえるものを持っておきたいと決意することができました。
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<運営に携わったSoka Reading Projectのメンバーと写真を撮っていただきました!>
  
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