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2026年2月

<開催レポート>「大伴家持の館に咲いた花~万葉歌とシルクロードの交差点~」を開催しました

SBW
2025年12月23日(火)、Zoomによるオンライン形式で、鈴木道代准教授(学士課程教育機構)を講師に、SPACe 日本語ライティングセンター× SOKA BOOK WAVEイベント「大伴家持の館に咲いた花~万葉歌とシルクロードの交差点~」を開催しました。

大伴家持は奈良時代の官人・歌人で、『万葉集』を編纂した中心人物として知られています。
家持は、746年に越中国(現在の富山県)に赴任し、美しい風景に魅了されて多くの歌を作りました。
鈴木准教授は、家持が越中の風景をどのように歌に書き残したかをメインテーマに講演し、越中の春を書き残した以下の二首をもとに説明しました。
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天平勝宝二年(※750年)三月一日の暮に、春苑の桃李の花を眺矚(ちょうしょく)して作れる二首
春の苑紅にほふ桃花下照る道に出で立つ少女(をとめ)(万葉集 巻十九・四一三九)
わが園の李の花か庭に降るはだれのいまだ残りたるかも(同・四一四〇)
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家持が桃や李を詠んだ背景には、漢籍や漢詩の影響が強く見られます。
鈴木准教授は「家持は、越中の風景をそのまま描くのではなく、シルクロードを通じて伝来した自身が持つ高度な漢籍の知識を駆使し、文化的なモチーフを越中の自然に重ね合わせることで表現した」と語りました。
 
参加者の感想を一部紹介します。
・1つの歌から幅が広く深いお話を伺うことができ 、とても有意義でした
・万葉集とシルクロードの交流があったのかなと、興味がわきました
・学ぶことの楽しさを味わうことができました
 
<イベントの様子>

 
図書館では今後も定期的に読書イベントを開催していきます。
随時、ウェブサイトでご案内いたします。
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